イエローのお花
- 2016年2月13日掲載分 (ライティング仕事:納品コラムのコピーです)-
春の訪れを感じる時期になりました。フラワーショップや市場はカラフルでいい香りのするお花でいっぱいになってきますね。
ニューヨークにいた頃、男友達にオーダーされたバレンタインギフト用 のラウンドブーケです。
彼女のイメージに合わせて ”ピンク系以外のお花で” とのリクエストだったので、私の好みの色と花材をふんだんに使用した想いれのあるブーケに
仕上げました。女性へ愛を伝える時は真っ赤な薔薇のアレンジメントを贈ることが定番なので、ボスに “オーダーを聞き間違えていない?” と心配された良い思い出でです。
私個人はブルーやグリーンが好みの色。しかし、ブルー系のお花といって思い浮かぶのはヒヤシンス・あじさい・あざみなどで、残念ながら種類はさほど多くありません。
女性は可憐なピンク系のお花を頂く事が多いかも知れませんが、花材・花器・ラッピングで雰囲気を変化させ、仕上がりを左右させる事が出来ます。
こちらのブーケはイエローに差し色のパープルが爽やかながらも、シンビジウムやローズも加わりエレガントな雰囲気も感じられます。
イエローはかっこよくも、可愛らしくも、柔軟に対応してくれる使い勝手の良い色だと思います。
そして何と言っても、ビビットなビタミンカラーは元気がもらえる気がします。
これからの季節のお花は特にそんな色が多く出回ってくるので、
ビタミンカラーをお花屋さんで見つけてみてください。
花材の種類・色・合わせ方によって見える表情が大きく異なり、
1番重要な花材の合わせ方は、お店のスタイルによっても違います。
私の働いていたお店は同系色のものを合わせるスタイルで、その他にも反対色を合わせたり、カラフルに仕上げるお店もあります。
写真や作品を見て勉強する中、結局自分で選ぶものは毎回似た様な種類になってしまいます。お洋服も同じで、自分の好きな色やスタイルは
決まっているので、大きく異なったスタイルは中々勇気が出ないものです…
毎日着るお洋服だと躊躇してしまいがちですが、部屋に飾るお花では気軽に挑戦出来る分、普段選ばない種類を飾ってみるのも面白いです!
今まで知らなかった好みが見つかって意外な感情が芽生えるかもしれません。
ふわっと広がるこちらはDancing Orchid ダンシングオーキッドと言って、日本語ではオンシジュウムです。
女性が踊っているように見える姿からこの名前になったそうです。
この濃すぎず、薄すぎずなイエローも特徴的ですよね。
余計なアレンジも加えずに、ただ単に花瓶に数本挿してるだけでも自然な動きとエレガントさが演出されます。
透き通ったガラスの花瓶との相性もばつぐんで、爽やかで涼しげな印象が特徴。
白樺の木と合わせた製作途中のショップディスプレイです。
冬の材料なのにイエローが新鮮に感じて、暖かさを感じます。
冬の寒さが残っている今がお花にとってのベストシーズン。
春の訪れと共にカラフルで、芳香で、わくわく出来るようなお花が手に入る時期になってきました。
普段慣れ親しんだ好み以外にトライしてみると、新しい発見があるかもしれません!