カップ咲きローズとドライフラワー

- 2015年11月26日掲載分 (ライティング仕事:納品コラムのコピーです)-

“グレイッシュピンク”と聞いたら、可愛いお花が出てくるに決まっていますよね。
そうです。
今回はグレーとピンクをミックスした様な、少し紫がかっていてベイビーピンクでもない様な、そんなローズを使ったアレンジメントです。
このローズは ”カップ咲き”という咲き方をした種類で、カップの様にぽっこり、ころっとした形状に咲いてくれる品種を総してこう呼びます。

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ふわっとしているのが写真からもよーく伝わりますよね。
カップ咲きのローズが好きという方は、すごく多いと思います。芳香性の強い香りがする品種もあるのですが、見た目も香りも可愛いなんて!

一緒にいけているラベンダーカラーのお花はスターチス。カラーバリエーションが豊富で、持ちが非常に良いお花なんです。
種をまく→成長する→枯れる、一年間でこれらが全て終わる植物の事を ”1年草 -いちねんそう- ”と言って、この種類に分類されます。
スターチスはかさかさした手触りで”がく” と呼ばれる部分に色がつき、あせにくい為ドライフラワーとしても知られています。

ドライフラワーはお花が綺麗にドライになってくれる冬のシーズンが最適です。
自宅でも作る事ができ、薬剤・シリカゲル 使用/ 電子レンジ 使用/ 自然乾燥 等の方法があります。
自然な美しさをそのまま残しておける…ドライフラワーの魅力は出来上がりだけではなく、作る工程も楽しめますよね。
自然乾燥にもいくつか種類がありますが、中でも一番ベーシックな方法で逆さに吊るすだけの ”ハンギング乾燥”。
風通しの良い壁や柱に逆さまにしたお花を吊るしておくだけですが、フレッシュフラワーが少しずつドライになって、少しずつ色が変わっていく、少しずつ朽ちていく様に見えて、少しずつ新しい作品に生まれ変わっていく、気が付かないくらい本当に少しずつ日々の変化を体感できます。

ロンドンにいた頃、人生で初めてイギリス紫陽花のドライフラワーを作った事があります。
お店でもらった元気で上質、顔の2倍くらいの大きさの 紫陽花はあまりに美しく、そのままの状態で保存したくなったからですが、上手くいきませんでした。
それでも私は日々吊るされている紫陽花の束を見るだけで、わくわくして心が満たされた気持ちになれました。
そして今回のアレンジの様に無造作にグラスにいける方法は、作り込まれた美しさとはまた違った自然な美しさを感じる事が出来ます。

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・一種類のお花だけを多めに
・同系色でまとめる(グラデーション)
・少ない種類で揃えてカラーバリエーション豊富にしてみる
・+αで葉物を入れてみる
意識して、花材合わせをしてみるとアレンジしやすくなると思います。

同じ種類のアレンジを複数の花瓶やコップに入れて並べてみる。もしくは、大小異なった大きさの花瓶をいくつくか並べてみる。
という方法もおすすめで、たったこれだけですが統一感が出てぐっとまとまるんです。
色を合わせてみる・素材を揃えてみる・器を揃えてみる、
単体で考えるのではなく何かしらの共通点を作ってリンクさせていくと、手軽にまとまりが感じられます。
Photo by Tocco,Timez

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